モデル佐田真由美さん
「私、お洒落シーズン到来してます!」
類い稀なセンスで、モデルとしてはもちろん、
自身のジュエリーブランドのディレクターとしても活躍している佐田真由美さん。
私服もいつもお洒落なイメージですが、
ご本人的には夏が一番お洒落のモチベーションが上がる季節だそう。
「寒いのがとにかく苦手。自然の摂理なのか(笑)、冬は太りやすいし、
お洒落もなんだかキマらない。自分的には大好きな夏に向けて、
さぁそろそろお洒落がしたい!そんな気分です」
これからがまさにお洒落シーズンの本番と語る佐田さんに、
今季気になるアイテムについて伺いました。
Episode 02
柔軟に、しなやかに……。
いつだって変化できる自分でいたい
Style 01
抜群のセンスで、ファッション界を牽引しているイメージの佐田さんですが、
意外にも周りの人の意見には結構耳を傾ける方なのだとか。
「ちょっと前にバッサリと髪を切りました。
自分的にはもう少し伸ばそうかなと思っていたのですが、
友人や家族からも切らないの?と。
最終的にはマネージャーから「佐田さんいつ髪切るんですか?」と言われて、
あぁ、これは切った方がいいんだなと(笑)。でも結果、大正解。
珍しく夫からも「いいね」と褒められました」。
「ボブにしたことで、かっちりスタイルの時にいい感じに抜け感が出せたり、
逆に真っ赤なリップも軽やかにつけらたり。
ファッションもメイクも幅が広がった気がします」
最近プライベートでもよく着ているシアサッカーのセットアップも、
登場頻度がアップしているのだとか。
「程よくハンサムで、トラディショナルなムードもあるシアサッカーは、
もともと大好きな素材。私はシアサッカーのセットアップを
学校行事などで着ることもあり、程よくきちん感が必要なシーンでも
重宝しています」。
シアサッカーは、これからの季節に嬉しい涼やかさや軽やかさもあり、
ベースとして品がいい。
圧倒的に抜け感があるスタイルに仕上げてくれるのだそう。
「素材に遊びがある分、ジャケットとテーパードパンツのように形は
ベーシックな方が好き。セットアップで揃えるときでも、
単品使いのしやすさは必須です」。
中に合わせるもの次第で印象がガラリ。
デニムブームの今シーズンは、ダンガリーシャツを合わせるのも新鮮。
「私はメンズ誌を参考にすることも多いので、
あえてとことんハンサムな着こなしをすることも。
いろいろなスタイルを試せるのもお洒落の醍醐味ですよね」。
Style 02
大人になると、ついついシンプルで無難なものに走りがちですが、
年をいくつ重ねても、あれはダメ、これもダメとお洒落することを
諦めたくないのだとか。
「柄物との付き合い方もそのひとつ。
着るだけパッと印象が華やぐし、スタイルにメリハリがでる。
ただ若い頃を違って、どんな柄でもいというわけにもいかないので……、
そこの見極めが大切かなと。上手に柄物を着られている方を見かけると、
本当に素敵だなと思います」。
季節を問わず、チェックも大好きな柄のひとつなのだそう。
「チェック柄こそ、選ぶのが難しい。一歩間違えると野暮ったくもなるし、
変に若作りにも見えてしまうこともあります。
そういう意味ではこのマドラスチェックはとても上手ですよね。
ニュアンスカラーがベースなので、どこかシックで洒落た印象に。
私もこれならトライ出来そうと思いました」。色も柄も無限にあるからこそ、
自分に似合う一枚を探すのも大切なのだとか。
このワンピースは大人が着やすいデザインも秀逸なのだ、と佐田さん。
「気になる二の腕をカバーするそで丈、スッキリとした印象に見える前後の V 開き、
さりげなく後ろリボンで可愛げも盛れているところも上手い!」。
夏のワンピースこそ、少し大胆な色柄ものにもトライしやすくて、
おすすめなのだそう。
「娘たちがティーンエイジャーになり、共有できるものも増えてきたし、
一緒にお買い物をするのが楽しい。
彼女たちのファッションからも新たな発見があります。奇譚なさすぎる意見も、
結構参考にしています(笑)。
ママになっても、いくつになっても、お洒落に対しての
アグレッシブな心だけは変わってない!
と思っているので……。
これからも、いろいろなお洒落に挑戦していきたいです」。
着用アイテム
Style 01
Style 02
STAFF
MODEL / MAYUMI SADA
PHOTO / YUTARO YAMANE
STYLING / KAYOKO MURAYAMA
HAIR&MAKE-UP / YUKIO MORI(roi)
EDIT / YUKIKO TSUKADA