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「番外編」
今、ワクワクするおしゃれがしたい
EDITORʼ S CHOICE

人気スタイリスト福田麻琴さんと一緒にお届けする、「今リアルに着たいもの」を紐解くシリーズ連載。 エディター塚田が麻琴さんがコーディネートをする傍ら、気になったアイテムをピックアップする番外編。 2回目はコートについて。大人が軽快に見える一枚をお届けいたします!

Choice 02

「軽やかに、颯爽と!カジュアルコート上手になりたい」

きれいめなスタイルの時はそれなりになんとか誤魔化せたとしても、カジュアルになった途端に、年齢には抗えなくなってきたなと思う今日このごろ。 自称ベーシックカジュアル派の私としては、そこをなんとか打破したい。カジュアルこそ、おしゃれの腕のみせどころなんだなと、ここにきてひしひしと感じています。 まず一番に難しいと感じるのが、逃げも隠れもできないアウター選び。 ウールコートで勝負できない日に、何をどう着るかは重要問題です。 そんな中で、麻琴さんとのコーディネートの最中に、〝これいいね!〟〝これ似合う〟と言ってもらえた2枚のアウターをご紹介します。

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まずはこの黒のフィールドコート。 マットな表面感が上品で、洗練された大人な雰囲気が魅力なのですが、それはイタリアLIMONTA 社のポリエステルタフタ素材を用いているからなんだそう。 豆知識ですが、このLIMONTA 社。老舗のファブリックメーカーなのですが、プラダがここの工業用防水が施された軽くて強靭なナイロン素材を用いたことで一躍有名に。 いまでは色々なラグジュアリーブランドのナイロンを素材を手がけているのだそう。 佇まいが美しいのには確かな技術に裏打ちされた上質さに理由があるのですね。

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さらにはボリュームのあるバルーンスリーブや、たっぷりとしたシルエットがとってもドラマチック。 表情をシャープに見せるスタンドカラー、両サイドのマチを開閉することでシルエットなど、ディテールにまでこだわったデザインもとっても優秀。 スナップボタンもすべてマットなブラックで統一しているところもおしゃれです。カジュアルコートのはずなのに、むしろモードでスタイリッシュな佇まいに。 中綿には断熱性、保温性に優れた話題のシンサレートを採用し、機能面も充実。 これならアウトドアでも暖かく、カジュアル特有のほっこり感を回避できます。

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もうひとつ手に取ったのは、このキルティングとボアのリバーシブルベスト。 ワンランク上のスタイルに見せてくれるベストこそ、選ぶアイテムを間違えると危険。 私の場合はすぐに〝ほっこり〟&〝なんだか一層老けて見える〟に陥りがちなので、色味はもちろん、サイズ感、丈感、質感……などに気をつけています。 これはロング丈だからI ラインが強調されてスッキリ見え、カジュアルになりすぎないのも高ポイント。

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キルティング側とボア側で、雰囲気が全然違うのもお得感があります。 キルティングもボアもカジュアルになりがちな素材ではありますが、シックなカーキと品のいいネイビーを用いており、カラーバランスも絶妙。 ボタンで付いたフードを外せば、よりシャープさが加速。 イタリアのTEX-LUIS 社のポリエステルタフタと中綿とボアの三層キルトを使用して、暖かくて着心地も抜群です。

今回、大人が失敗しがちな「カジュアルアウター」について改めて考えてみましたが、やはり選び方一つでこんなに素敵になるんだと実感。 カジュアルアウターってカラフルなものも多いから、ついついパッと表情が明るく見えるものを選んでしまいそうですが、、、、。 色や素材、デザインなど、何かしらでシックだったり、やや辛口だったり、着こなしに切れ味を足せるなものがいいのだという結論に。 そして、この冬、エリオポールには、大人を素敵に見せてくれるスタイリッシュなカジュアルアウターがいろいろ揃っています。 ぜひチェックしてみてください。

Profile

塚田有紀子さん

数々の女性ファッション誌で編集職をつとめた後、独立。 現在は「VERY」「VERY NAVY」「Marisol」などの女性誌で、ファッションを中心に料理、インテリア、読み物など幅広く手がける。 そのほかにも広告、カタログ、動画制作など多岐に活躍。 雑誌やインスタグラムなどで紹介している、ベーシックを軸とした大人カジュアルスタイルも好評。
Instagram @tsukapon0629

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